◆米女子プロゴルフツアー HSBC女子世界選手権 第1日(29日、シンガポール・セントーサGC=6775ヤード、パー72)
日本勢は5人が出場し、古江彩佳(富士通)が3バーディー、1ダブルボギーの71で回り、1アンダーで畑岡奈紗(アビームコンサルティング)、西村優菜(スターツ)と並んで10位発進となった。首位とは3打差。
笹生優花(フリー)は2オーバーの74で36位。稲見萌寧(Rakuten)は4オーバーの76で53位と出遅れた。サラ・シュメルツェル(米国)が4アンダーの68で単独首位。リリア・ブ(米国)ら3人が1打差2位で続いた。
今大会は世界ランク上位者ら66人によって、72ホール予選落ちなしで争われる。
〇…古江は3番で左からの傾斜を使い2・5メートルにつけてバーディーを先行させたが、4番パー3でまさかのダブルボギー。第1打が手前で大きく跳ね、右奥のラフに飛んで3オン2パットとなった。後半は15、16番の連続バーディーで1アンダーと底力を見せた。強風やピン位置が難しいラウンドでも落ち着いて3差10位につけ、WOWOWのインタビューで「痛いダブルボギーがあり、そこからあまりチャンスにつけることができず、流れが悪かったが、最後まで集中できてアンダーで回れた。風も回って、ジャッジが難しかった。頭をグルグル使うゴルフ。風(向き)はあまり信じず、ないものとしていくマネジメントでやっていた。難しい一日の中ではいいスタートができた」とうなずいた。
畑岡「風もある中、耐えるゴルフができた。初日からタフなコンディションで全体的に伸びにくいので、我慢するところは我慢して。明日はより、グリーン上でチャンスを生かしていけるようにしたい」
稲見「ショット自体はあまり悪くないが、行ってはいけない場所に行ったりもったいない。グリーン上、グリーン周りのアプローチが難しく合わせることができなかった。もう少し修正したい」