ツアールーキー・岡田晃平“ミレニアム世代”に「優勝して追いつけるように」 片岡尚之は3年ぶりV目指す


ゴルフェアに参加した(左から)岡田晃平、片岡尚之、小木曽喬、吉田泰基(カメラ・富張萌黄)

ゴルフェアに参加した(左から)岡田晃平、片岡尚之、小木曽喬、吉田泰基(カメラ・富張萌黄)

 アジア最大級のゴルフショー「ジャパンゴルフフェア2024」が9日、パシフィコ横浜で開催され、昨年12月にプロ転向した岡田晃平(東北福祉大4年)、ツアー1勝の片岡尚之(CS Technologies)らが契約する住友ゴム工業のブース内でトークショーなどを行った。

 両者ともゴルフフェアを訪れるのは初めて。片岡は「こんな広い会場で、たくさんのメーカーが集まっているとはわからなかったので、いい経験になった」とコメント。岡田も「ネットや(テレビ)放送でよく見ていたが、現場に来てみるとこんな盛り上がりなんだな、と。コロナも明けていいイベントだと思う」と初めて足を踏み入れた大規模イベントに驚きを見せた。

 ルーキーイヤーを迎える岡田は昨年、背中の靭帯を切り、数か月ゴルフができなかったという。オフは「予防やケアをして、体も全体的にパワーアップした」とツアーに向けての体作りに取り組んだ。開幕戦の東建ホームメイトカップ(28日開幕、三重)に出場予定。仕上がり具合は「6割くらい。ラウンドもできていないが、(大学を)卒業したら東建まで2週間あるので、急ピッチで仕上げたい」と初戦へ向けて調整していくという。

 岡田の憧れは大学の先輩でもある米ツアー通算9勝の松山英樹。だが、この日は「片岡先輩みたいに、さわやかなプロゴルファーになりたい」と真横にいる、同じく大学の先輩を立てる発言もしてみせた。片岡からはとっさに「やかましいわ。そういうのも覚えたんだ」と突っ込み、会場内から笑いも起きた。

 今季の目標をそれぞれ語り、片岡は「早く優勝したい。今年は1勝、2勝を挙げられるように頑張りたい」と3年ぶりの優勝を掲げた。岡田は「(参戦)初年度なので、まずシードを取れるように戦いたい。あと早く優勝して、1個上の先輩が(1年目から)勝っているので追いつけるように」と昨季賞金王の中島啓太をはじめ、蝉川泰果、平田憲聖ら2000年度生まれの“ミレニアム世代”に負けない活躍を誓った。

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