岩井千怜が大雨決戦制し大会新で自身初の大会連覇達成 ピンク色の雨ガッパで「母の日で最高のプレゼントを贈れた」


1番、ティーショットを放つ岩井千怜(カメラ・渡辺 了文)

1番、ティーショットを放つ岩井千怜(カメラ・渡辺 了文)

◆女子プロゴルフツアー RKB×三井松島レディス 最終日(12日、福岡CC和白C=6305ヤード、パー72)

 首位タイで出た岩井千怜(ちさと)が6バーディー、1ボギーの67で回り、大会記録を1打更新する通算12アンダーで逃げ切り、自身初の大会連覇を果たした。開幕戦のダイキンオーキッドレディス以来の今季2勝目、通算6勝目となった。

 岩井千が「母の日連覇」を飾った。今週は大会前に予告していた通り、初日、2日目と双子の姉・明愛(あきえ)とおそろいのピンクのウェアで、母の日ウィークを盛り上げた。最終日は悪天候でセカンドカットが実施され、47位で予選通過した明愛はプレーできなかったが、千怜は上下ピンク色の雨ガッパを着て、前半に4バーディーと順調にスコアを伸ばした。

 第2日後、母・恵美子さんは娘たちがピンク色のウェアで感謝を示していることを「やっぱりうれしい。こっちから『ありがとう』という気持ちです」と喜んでいた。1年前のこの大会では岩井姉妹、山下美夢有の3人によるプレーオフで、姉妹は“直ドラ共演”で最後は千怜が制した。母は「(2人とも)あの頃はガムシャラにやっていた」と当時を振り返り、「今は耐えるゴルフもできるようになった」と成長ぶりに目を細めた。千怜が2年連続、福岡の地で母の日に頂点に立った。

岩井千怜の優勝インタビュー「今日一日、雨と風ですごく長かったんですけど、途中いつも応援してくれる方々の顔を見て、よし頑張ろうという思いで最終ホールまで諦めずにこられました。母の日で最高のプレゼントを贈れたと思います。迎えてくれたチームのみんな、ありがとうございました。これからも優勝目指して頑張っていきます」

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