蝉川泰果 プロ初優勝の大会で「連覇したい」 12日に帰国…時差ボケ対策も順調


大会連覇がかかる蝉川泰果(カメラ・高木恵)

大会連覇がかかる蝉川泰果(カメラ・高木恵)

◆男子プロゴルフツアー  関西オープン プロアマ戦(15日、滋賀・名神八日市CC=6869ヤード、パー70)

 昨年大会覇者の蝉川泰果(アース製薬)が16日の開幕を前にプロアマ戦後に取材に応じ、「ゴルフの感覚がすごく良くなっている。連覇したい気持ちがすごく強い」と意気込みを語った。

 2週前の米ツアーCJカップ・バイロン・ネルソンで9位に入った。翌週のマートルビーチ・クラシックは予選落ち。12日の夜9時半に帰国し、そのまま車で当地入りした。時差対策として、その日は不眠を敢行。反動が来たのは14日だった。会場での練習後、ゴルフウェアのまま午後6時から3時間半、気絶状態で爆睡した。「やっべえ」。意識を取り戻すと、慌ててシャワーを浴びて再び横になった。

 疲労は残るが、13日にコースに向かう途中にファミレス「ジョイフル」で大盛りサラダを食べ、パワーチャージした。「最近ご飯が食べられない。ちょっとやばい。無理矢理押し込んでいる」という悩める日常を送っている。開幕から体重は4キロ減った。「先週のアメリカの会場にサラダがなくて。ハンバーガーばかり食べていた。僕はサラダで回復する」。野菜をたらふく食べ、体調回復に努めている。

 関西オープンは蝉川にとって、特別なトーナメントだ。今年と同じ名神八日市CCで行われた2015年大会がツアーデビュー戦で、昨年大会はプロ初優勝を飾った。「戻ってきたなという感覚が強い。世界のトップ選手は優勝を狙って優勝する選手が多い。自分も優勝を狙ってどういう結果になるか今年は見てみたい」。強い気持ちで4日間を戦い抜く。

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