幡地隆寛 3打差5位浮上で日本人初の快挙も視野「ハーフで4打リードしてたらようやくフェアの気持ち」


12番、ティーショットを放つ幡地隆寛(カメラ・岩田 大補)

12番、ティーショットを放つ幡地隆寛(カメラ・岩田 大補)

◆男子プロゴルフツアー ミズノオープン 第3日(25日、岡山・JFE瀬戸内海GC=7461ヤード、パー72)

 第3ラウンドが行われ、4打差8位から出た幡地隆寛(30)=ディライトワークス=が、4バーディー、1ボギーの69でホールアウト。通算8アンダーで首位と3打差の5位に浮上し「今日の風は特にパッティングで影響するというか、ラインが変わるくらいの風の強さだったので、やっぱりグリーン上は難しかった。その中で最後を除いてよくノーボギーでできた」とうなずいた。

 前週の「関西オープン」でツアー初優勝。ツアー屈指の飛ばし屋は勢いに乗るが、今大会のコースは過去にサードQTで2回落ちた経験があるといい、開幕前日には「どうしても苦手意識を払拭(ふっしょく)できていない部分があって…」と、不安をこぼしていた。実際に初日は47位と出遅れたが、2日目は4つ伸ばして8位に浮上。そして決勝ラウンドのこの日は3つ伸ばし、首位が見える位置で最終日へ。

 ツアー初優勝から「2週連続V」となれば日本人では初の快挙だ。さらに、有資格者を除く上位3人に入れば全英オープンの出場権が与えられる。「まだ優勝争いと思っていないので、気持ち的には明日のハーフが終わった時点で4打リードしていたら、ようやくフェアぐらいの気持ちなので」と幡地。一切の慢心なく、最終日に挑む。

最新のカテゴリー記事