ダンロップのイベントに参加した古閑美保さん（カメラ・富張萌黄）
女子ゴルフでツアー通算１２勝の古閑美保さんが２６日、東京・世田谷区の二子玉川ライズで用品契約を結ぶダンロップのイベントに参加した。トークショーを行い、ゴルフを始めたきっかけや、魅力、現在の女子ゴルフ界の印象などを語った。
１０歳からゴルフを始めた古閑さん。元々、少年野球のチームでプレーしていた。「キャッチボールの空間認知がゴルフと同じ。ショットのイメージがすごい見える」と野球とゴルフのつながりを感じたという。２０１１年を持って一線を退いた後も、プライベートではゴルフを楽しんでいる。「今、ゴルフの楽しさに気づいている。昔はバーディーじゃないと許せなかった」と競技から離れてから魅力に触れていると明るく話した。
２００８年賞金女王はトークショー後半に、観覧に訪れたファンからの質問に答えた。「これから活躍しそうな選手は？」という質問が飛びだしたが、現在の女子ツアーはあまり見ないという。「ニュースでしか見ない。選手の入れ替わりが早くて、名前が覚えられない」と初優勝者も多く出ている近年の女子ツアーの印象を語った。そんな中でも「岩井姉妹はかっこいい。双子ですごい。女の子っぽい子（妹・千怜）とボーイッシュな子（姉・明愛）で２人ともアスリートっぽくてかっこいい」とこの日のリゾートトラストレディスで、合わせて１０勝を達成した姉妹を絶賛した。
また、今季は同郷・熊本県出身の竹田麗央が初優勝を含めて３勝をマーク。叔母で１９９３、９４年賞金女王の平瀬真由美が以前、「私より飛ぶし、体も大きいし、姪っ子がいいのよ。すごい逸材だよ」と話していたと明かした。竹田が小学１年時には熊本で行われた大会で、参加したジュニアレッスン会で古閑から教わったことがある。
イベントには元プロテニス選手の土居美咲さんも出席。スナッグゴルフやパター、スリーショットテニスが体験でき、多くの家族連れなどがブースを訪れ、盛り上がりを見せていた。