会場で取材に応じる河本力
◆男子プロゴルフツアー プレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品 プロアマ戦（１９日、栃木・西那須野ＣＣ＝７０３６ヤード、パー７２）
今年で第４回を迎える選手会主催のトーナメントが２０日に開幕する。前週の全米オープンに出場した河本力（大和証券）が、午後からコースで調整した。初のメジャー大会は予選落ちに終わったが「こっちでは感じられないことを、いっぱい感じた。すごく勉強になった部分もたくさんあるし、楽しかった。これからにつながる１週間になった」と振り返った。
特に技量不足を感じたのがアイアンショットだった。落とし所が１ヤードずれるだけで、グリーンを２０ヤード外れる難セッティングを前に、課題が浮きぼりになった。「精度が悪すぎた。グリーンを狙っていくショット、ピンを狙っていくショットがついていない。それが際立ったし、肌で感じられたことは良かった」と話した。
週末も現地に残り、練習とトレーニングに励んだ。メジャー４勝で世界ランク２位のロリー・マキロイ（英国）のウォームアップにまなざしを向けた。「他の選手と比べて筋肉に刺激を入れていた。ダンベルとかで上半身に刺激を入れていて。ああいう体だから、フェスキューに入ってもガーンって一発で打っていける。前腕もすごく太い。そういう部分から鍛えていって、負けない体を作っていきたいと思った」
１８日に帰国し、全米オープン第１ラウンド中に痛めた右手首を病院で検査した。「なんともなかったので、安心して今週に挑める」と、まずは安堵（あんど）。昨年大会は３打差６位だった。「池が効いていて、グリーンの傾斜もあって、戦略的なコース。しっかりいいショットを打たないとアンダーパーで回れない。セカンドショットにフォーカスしながら、たくさんバーディーチャンスを作りたい」と意気込んだ。