米女子プロゴルフツアーのメジャー第3戦、全米女子プロ選手権は20日から4日間、ワシントン州のサハリーCC(6731ヤード、パー72)で行われる。同第2戦の全米女子オープン(5月30日~2日)で3年ぶり2度目の優勝を果たした笹生優花(23)=フリー=は18日、現地で記者会見に臨み、日本勢初のメジャー連勝に意欲を見せた。今大会後の世界ランクを基にした五輪ランクでパリ五輪代表が決定。日本勢は上位2人の出場が見込まれ「当確」の笹生に次ぐ2番手争いは大混戦となっている。
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女子ゴルフのパリ五輪代表は全米女子プロ終了後、24日付の世界ランクを基準に算定される、五輪ポイント上位60人が出場権を獲得。日本勢は2枠となる見込みで、6位の笹生は当確、2番手争いは大激戦だ。古江彩佳(24)=富士通=が20位、畑岡奈紗(25)=アビームコンサルティング=が21位、山下美夢有(みゆう、22)=加賀電子=が22位。メジャーは獲得ポイントが大きいため、今大会の結果が重要となる。
9位だった21年東京五輪に続いて代表入りを目指す畑岡はプロアマ戦で調整し、「せっかくのメジャーなので五輪を意識しないで集中したい」と明るい表情で言った。日本女子ツアーで2年連続の年間女王、山下も「五輪は行けたらいいなと思うけど、目標としているメジャーで上位争いをしたい」とプレーに集中することを強調した。