自然な右肩下がり ハンドファーストの構えを 原田凌プロ直伝


右腕が左腕より下になっている良いアドレス

右腕が左腕より下になっている良いアドレス

 アドレスが間違っていると、スイングにも多大なる影響を及ぼします。今回は、正しいアドレスを作るための体の動かし方を話します。

 ゴルフクラブを握ると、右利きの人なら右手が左手より下になりますよね。この状態で体の上体の重心を左上に動かすように構えると、自然と右肩が下がり、後ろから見た時に右肘より左腕が上に見える構えになります。正面から見ると、クラブヘッドが手元より右の位置にあるハンドファーストになります。これが正しいアドレスです。

 この状態で、体の上体の重心とグリップエンドがつながっているように意識しながらテイクバックすると、自然に正しいトップ位置になります。この時、意識的に右肩を下げて無理にハンドファーストの形を作ると、ダフりやトップのミスが起こります。

 逆にアマチュアの人は、後ろから見ると、右肘が左手より上になり、右肩が左肩よりも前に出ている人が多い。これはクラブを真ん中で構えようと、両手をそろえる傾向があるためです。このような構えになるとハンドレイトになるので、テイクバックと同時にグリップエンドが体から遠ざかるため、手でクラブを操作できるようになるため、トップの位置が一定せずに、アウトサイドインからクラブが下りてきやすくなります。

 トップ位置が決まらず、球筋が安定しない場合は、正しくアドレスできているかをチェックしてみてください。

◆原田凌(はらだ・りょう)1994年2月7日、大阪府生まれ。30歳。父親の影響で10歳でゴルフを始める。大院大高から大院大へ進学。12年に関西学生ゴルフ選手優勝。15年は日本学生ゴルフ選手権で3位。同年12月にツアープレーヤー転向。現在はチームアイ大阪ゴルフスタジオで統括マネージャー。165センチ。

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