◆全日本クラブチャンピオンズ「第63回報知アマゴルフ選手権」(2~4日)
練習ラウンドが1日、兵庫・三木ゴルフ倶楽部で行われ、前回王者、ジョシュア・ハヤシダ(20)が「平常心で連覇を成し遂げたい」と意気込んだ。
新しく読書で心を整える習慣をつけたハヤシダは「気持ちの波が無くなった」と効果を話す。先週ハワイで行われたマノアカップでも、前年に続いて優勝。試合の前日でも「特になにもしない。よく食べてよく寝ます」とここでも自然体を強調した。「プレッシャーがかかった場面でどれほど感情的にならずに戦えるか」と自身の経験から“いつも通り”の大切さを学んだという。
史上5人目となる連覇がかかる今大会にも、気負いはない。調子の良さと、得意と話すパッティングで「傾斜が難しい」と分析したコースも冷静に攻略する。
自身初の来日に「ご飯が最高においしい」と笑顔をみせたのは、ザッカリー・サガヤガ(23)。提携するハワイ州アマゴルフ選手権(3月開催)の優秀選手に選ばれ、今大会に参加する。日本食のなかでも、取材中に「スシロー」と連発するほどのすし好き。2日前に来日し、好みのはまちやサーモンを堪能して英気を養った。
初めての日本でのプレーも「簡単ではないけれど、きれいなコースでやりやすい」と好感触だ。「いい選手でいい仲間」と前回王者に敬意を表すが「ライバルだからね。簡単には勝たせないよ」と2人での優勝争い実現へ、闘志を燃やした。