◆男子プロゴルフツアー ANAオープン 第1日(12日、北海道・札幌GC輪厚C=7066ヤード、パー72)
ツアー1勝の小木曽喬(フロンティアの介護)が1イーグル、8バーディー、1ボギーの63をマークし、2018年のマイナビABC選手権以来、自身2度目の単独首位発進を決めた。「ショットがだいぶ安定していて、フェアウェー行った時に勇気を持ってピンに打てていた。しっかりパターも入ってくれたので、こういう結果になった」と、うなずいた。
この日唯一のボギーは10番。ティーショットを左に曲げ、ロストボールとなった。それでも「あそこのボギーが大きかったと思う」と振り返る。5メートルのボギーパットを沈め、次のホールへ切り替えた。12番パー5ではチップインイーグルを奪い、流れを引き戻した。「(気持ちを)切らさずやった結果」と胸を張った。
63は自身ツアーベストに並ぶ好スコア。単独首位からスタートするのも6年ぶりとなった。6月のハナ銀行招待で初優勝を挙げた後は「自分の中で目標が上がって、理想と現実が離れてしまった部分があった」という。上位争いできない期間が続いたが、この日は「こんな良いゴルフができたのは久々なので、良いスタート切れたのは嬉しい」と喜びをかみしめた。「今週はだいぶ調子も上がってきていますし、やっていることもハマっている」と2勝目へむけ、自信を持って臨んでいる。