「ゴルフとしては100点。スコアも満足はしている」昨年覇者が自身初の連覇に向け首位発進


10番、ティーショットの行方を見送る宮本勝昌(カメラ・富張 萌黄)

10番、ティーショットの行方を見送る宮本勝昌(カメラ・富張 萌黄)

◆男子プロゴルフシニアツアー ファンケルクラシック 第1日(18日、静岡・裾野CC=6993ヤード、パー72)

 昨年大会覇者の宮本勝昌(52)=シーミュージック=が6バーディー、ボギーなしの66をマークし、深堀圭一郎(56)=フォーラムエンジニアリング=、平塚哲二(52)=フリー=と並び、首位発進した。高速グリーンに対応し、自身初の連覇へ好スタートを切った。大会特別顧問で、前巨人軍監督のアマチュア・原辰徳氏(66)は80で回り、75位スタートとなった。

 大会史上7人目の連覇へ、宮本が絶好のスタートを切った。5番で下りのバーディーパットを沈め、流れに乗った。ボギーなしのラウンドに「ゴルフとしては100点。スコアも満足はしている」と笑みを浮かべた。例年は8月に実施されていたが、今年は10月開催でグリーンのスピードが速く、警戒しつつもタッチを合わせている。

 昨年はこの大会でシニアツアー初V。賞金王への大きな足がかりとした。過去22回開催され、連覇達成者は6人と高確率だ。ショットの部分ではやや不安が残ると話したが、いい滑り出しを見せた。「一日は良くても、それが続かないのは良くない。しっかり修正して、明日(19日)には良い状態でプレーできるようにしたい。優勝できるようにベストを尽くすだけ」。地元・静岡の声援を味方に、通算12勝のレギュラーツアーを含めても自身初となる連覇へ挑む。(富張 萌黄)

 ◆原氏「夜は巨人応援」

 6年ぶりのシニアツアーは80での滑り出しとなった原辰徳氏。1番で270ヤードを飛ばし、5メートルのバーディーパットを沈めた。ユニホームやタオルを持参するギャラリーを前に「緊張感に熱い血が流れた」とガッツポーズも飛び出した。その後はパーオンできない展開が続いたが、11番でこの日2つ目のバーディー。「だるまさんに目が2つ入ったみたいな感じ」と充実の表情を見せた。「夜はジャイアンツを応援」とテレビ越しに、CSを戦う巨人へエールを送ると話した。

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