蝉川泰果 最年少連覇は「だいぶ遠のいた」9番で歯車狂う 伸ばせず通算2アンダー10位


9番、ティーショットを放つ蝉川泰果(カメラ・今成 良輔)

9番、ティーショットを放つ蝉川泰果(カメラ・今成 良輔)

◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ 第2日(29日、東京よみうりCC=7002ヤード、パー70)

 首位と3打差6位で出た前年覇者の蝉川泰果(アース製薬)は、3バーディー、1ボギー、2ダブルボギーの70で回り、通算2アンダーの10位につけた。

 前半1番と6番でバーディーと好発進したが、「9番からすごく歯車が狂った」。ここでダブルボギーをたたき、前半を折り返すと、後半も流れをつかめなかった。「いいパーセーブも多かったんですけど…。バーディーパットもうまく決まらなくて。かみ合わなかった1日」

 昨年は、2日目に64をマークし、一気に優勝争いに加わった。最終日は同い年の中島啓太(フリー)や金谷拓実(Yogibo)らと死闘を繰り広げ、涙の最年少V。今年は最年少での連覇が期待されるが、首位の中島らには7打差に引き離された。蝉川は「だいぶ遠のいちゃったなと思う」と険しい表情も、明日以降へ「自分の良いプレーをすることを心がけて。でも、チャンスがあれば狙っていきたい」と前を向いた。

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