今季初優勝を狙う佐久間朱莉（カメラ・今西 淳）
女子プロゴルフツアーの今季開幕戦、ダイキンオーキッドレディスは６日から４日間、沖縄・琉球ＧＣ（６６１０ヤード、パー７２）で行われる。昨年ポイントランク８位で、ツアー初優勝を狙う佐久間朱莉（しゅり、２２）＝大東建託＝は５日、プロアマ戦で最終調整。今オフの米アリゾナ合宿中に学んだ“松山流アプローチ”を武器に、悲願の初Ｖから年間女王への道を突き進む。
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国内女子ゴルフの新戦国時代の幕が開ける。昨季８勝で年間女王に輝いた竹田麗央、２２、２３年女王で昨季ポイントランキング２位の山下美夢有、岩井明愛、千怜姉妹と、上位５人中４人が米ツアーへ主戦場を移した。計１６勝の４人が海を渡った今、誰が女王の座を射止めてもおかしくない。
最有力は昨年２勝で４位の小祝さくらだろう。バーディー数（４３０）１位、６０台のラウンド数（４７）は２位、出場３４戦で１０位以内は１７度と安定感ＮＯ１。５４位だったフェアウェーキープ率（６４・９％）などが改善すれば、２７歳で初の女王も見えてくる。
若手実力者もひしめく。筆頭は２２歳の桑木志帆で、昨季は６月の初優勝から３勝してランク６位。イーグル数とトータルドライビングで１位と爆発力は屈指だ。昨季８位で初勝利を狙う２２歳の佐久間朱莉、同９位の２１歳の川崎春花。昨季初Ｖから２１歳で初の女王の座に就いた竹田に続け、とばかりに「我こそは」と新鋭が主役の座を虎視たんたんと狙う。
昨季５年ぶり復活勝利した２６歳の河本結、米ツアーから復帰した２５歳の稲見萌寧と３０歳・鈴木愛の元女王ら中堅・ベテランも健在だ。群雄割拠の国内女子ツアー。新ヒロインが続々と誕生する予感がする。（ゴルフ担当キャップ・星野 浩司）