
9番、ティーショットを放つ寺西飛香留。この日は6オーバーで125位タイ(カメラ・渡辺 了文)
◆男子プロゴルフツアー開幕戦 東建ホームメイトカップ 第1日(10日、三重・東建多度CC名古屋=7069ヤード、パー71)
男子ツアーに19年ぶり出場の女子選手・寺西飛香留(ひかる、フリー)は1バーディー、7ボギーの77をたたき、125位と出遅れた。初の男子レギュラーツアーをプレーし、「バーディーを取るまでにすごく時間かかって、それで流れに乗れなかった」と悔しさを見せた。
待望の初バーディーは終盤17番パー5。2打目をグリーン手前に運び、3打目をピンそば1メートルに寄せた。それ以上に安心した表情を見せたのは1番。482ヤードと距離が長いが、ティーショットを270ヤード飛ばし、パー発進とした。「皆さんに置いていかれないようにめちゃくちゃ振ったし、心身ともに頑張った」と疲労感は大きいが満足度は高いと話した。
予選カットラインまでは現状、7打差ある。「ゴルフ的にはそんなに悪くなかった。今日はとりあえず休んで、明日はアンダー(パー)を出せるように精いっぱい最後までやりたい」と言葉に力を込めた。予選通過を果たせば、女子選手では初の快挙となる。