19歳・荒木優奈、自己最少67で首位発進「優勝で恩返ししたい」 地元熊本でルーキー一番乗りの初V狙う


1番で第2打を放つ荒木優奈。初日5アンダーで首位に立った(カメラ・今西 淳)

1番で第2打を放つ荒木優奈。初日5アンダーで首位に立った(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー KKT杯バンテリンレディス 第1日(18日、熊本・熊本空港CC=6565ヤード、パー72)

 第1ラウンドが行われ、19歳ルーキーの荒木優奈(Sky)が5バーディー、ボギーなしの67で回り、今季2度目の初日首位スタートを切った。

 2、6、13番でスコアを伸ばし、17番でグリーン奥のカラーから8メートルをパターで決めるなど5バーディーと量産。18番も2連続バーディーで締め、自己最少を1打更新し「難しい中でもバーディーが取れて、いいラウンドだった」とかみしめた。

 プロ1年目ながら、初日首位発進は3月のアクサレディス宮崎に続き、今季2度目となった。開幕のダイキンオーキッドレディスで7位、前週の富士フイルム・スタジオアリス女子オープンは13位と上位争いに食い込んでいる。

 今大会は熊本・玉名市の自宅から車で約1時間かけて通い「自分のベッドで寝るのがいい」と笑顔。熊本空港CCはジュニア時代から大会に出場したことが多く、勝手知ったるコースで「感覚とタッチが合っていた」と好スコアをたたき出した。「地元でいいスタートが切れた。優勝で恩返ししたい」と力を込めた。

 前週は同期の入谷響(加賀電子)や中村心(ヤマエグループHD)らが優勝争いに加わり、ルーキー一番乗りの初Vに注目が集まる。荒木は「早く勝ちたいは勝ちたいけど、そこまで誰が一番とは思っていなくて、自分の調子がいい時に今年中に初優勝をあげられればと思う」と平常心で頂点を狙う。

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