
アマチュアで唯一決勝ラウンドに進み、69をマークした下園航太(カメラ・森脇 瑠香)
男子プロゴルフツアーの関西オープンは17日、滋賀・日野GCで77人による第3ラウンド(R)が行われ、アマチュアで唯一進出した同大ゴルフ部の下園航太主将(4年)が3バーディー、2ボギーの69をマークし、通算1アンダーの46位タイと奮闘した。
慣れ親しんだコースで、下園は自分のゴルフを貫いた。最初の10番でいきなりボギーの出だしとなったが、15番では5メートルのパットを沈め、16番と連続バーディー。約3時間半の中断も「スタートしてなくてラッキーだった」と笑い飛ばし、「来年からプロゴルファーとして頑張っていく」と決意を口にした。
昨年は予選落ち。1年を経て大きく成長した姿を、同じ舞台に立つ先輩に披露した。この日66で3位タイに浮上した生源寺龍憲(27)=フリー=は、高3時に入部を勧めてくれた同大ゴルフ部のOB。今大会が練習でたびたび使用する日野GCで開催された巡り合わせに加え、予選Rでは賞金ランキング2位の先輩と同組になる運も味方につけ、決勝Rに食い込んだ。
下園はベストアマチュア賞が確定し、生源寺は首位と1打差で最終日を迎える。「先輩が優勝争いにいるのはモチベーションにつながる。賞に恥じないようなプレーができるように」。最終日は先輩とともに、グリーンの中心に立つ。(森脇 瑠香)
◆下園 航太(しもぞの・こうた)2003年6月8日、福岡市出身。21歳。6歳からクラブを握り、小4時に本格的にゴルフを始める。中学時は陸上部に所属しながら、夜にゴルフレッスン。小倉高(北九州市)を経て同大に進学し、1年時から団体戦に出場する。169センチ、65キロ。