
9番、2打目を放つ石川遼(カメラ・谷口 健二)
◆報知新聞社後援 男子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 日本プロ選手権 第1日(22日、岐阜・三甲GC谷汲C=7337ヤード、パー72)
2019年覇者の石川遼(カシオ)が6バーディー、2ボギーの68で回り、6年ぶりとなる大会2勝目へ上々のスタートを切った。1オーバーで折り返すも、終わってみれば4アンダー。「(前半と後半で)全然何も変わっていない。もう必死にやっただけ」と汗をぬぐった。
11番で第2打をグリーン奥に外してボギーが先行したが、12番で5メートルのバーディーパットを沈めてバウンスバック。18番パー5では左バンカーからの第2打を右の池に入れてボギーを喫した。ここでも直後の1番で取り返し、後半だけで5つのバーディーを重ねた。「あの流れで4アンダーまで持ってこられたのはよかった」と及第点を与えた。
「どちらかというとミドルパットで決めたホールが多かった」という後半のバーディーラッシュ。3番でピン左3メートルを沈め、5、6番は2メートル半を決めきるなど、グリーン上でさえを見せた。「基本的に修正するところはないけれど、アイアンの縦距離が合っていないホールが前半多かったので、引き続き練習したい」。田中剛コーチが見守るなか、太陽が照りつける練習場で球を打ち続けた。