13歳アマ・寺町美友海がプロツアーデビュー戦初日94位 身長148センチの中学2年生、セーラー服姿で朝練


11番、ティーショットを放つ寺町美友海 (カメラ・馬場 秀則)

11番、ティーショットを放つ寺町美友海 (カメラ・馬場 秀則)

◆女子プロゴルフツアー ブリヂストンレディス 第1日(22日、愛知・中京GC石野CC=6642ヤード、パー72)

 プロツアー初出場となった13歳のアマチュア・寺町美友海(みゆみ)=愛知・聖霊中2年=が4バーディー、5ボギー、1ダブルボギーの3オーバーの75で回り、3オーバーの94位でデビュー戦初日を終えた。

 身長148センチながら、ドライバーの飛距離は240ヤードを誇る寺町。「1打目だけ緊張した」という出だし10番から3連続ボギーをたたき「ヤバいと思った」苦笑した。それでも、14番のティーショット後、幼少期から憧れた同組の金田久美子(スタンレー電気)から「今日はフェアウェーにいったね」と温かい声を掛けられ、4メートルのパットを決めて初バーディー。17番パー4は3オン3パットでダブルボギーと前半は4オーバーで折り返した。

 「前半はやっちゃったけど、得意なアウト(1番からの9ホール)で頑張ってパープレーと思った」と臨んだ後半は3番で1つ落としたが、直後の4番で5メートルのパットを決めてバーディーを奪取。7番は第2打をピン左5メートルにつけてバーディーとし、後半は1アンダーで終えた。「バーディーを2個取れればいいかなと思ってたけど、4個取れてうれしい。後半に伸ばせたのが良かった」と笑顔を見せた。

 愛知・豊山町出身の13歳は「21世紀を代表するプロゴルファー」を目指し、ゴルフ漬けの毎日を送っている。朝は5時に起床し、セーラー服に着替えた後にベランダでパターやアプローチ練習を40分ほど励んだ後に登校。中学校から帰宅後は、午後8時頃から1時間ほど練習場でクラブを振る毎日だ。週1回の塾やトレーニングをこなしながら、ゴルフの腕を磨いている。

 23日に13歳300日で予選突破すれば、日本選手ではツアー歴代9位の年少記録となる。「明日はパープレーかアンダーで回りたい」と予選通過を見据えた。

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