
3番でティーショットを放つ永峰咲希(カメラ・堺 恒志)
◆女子プロゴルフツアー 資生堂・JALレディス 第3日(5日、神奈川・戸塚CC=6766ヤード、パー72)
プロ12年目の30歳、永峰咲希(ニトリ)は2位で出て3バーディー、ボギーなしの69で回り、通算7アンダーで木戸愛(めぐみ、日本ケアサプライ)と並ぶ首位に浮上した。
前半の7番で第3打をピンそば30センチにつけてバーディー。8番は6メートル、13番は2メートルを沈めてスコアを伸ばした。「中距離のパターを打って、タッチが合っていた。そのうち入るかなと思っていたら、7番でビタッとついた。ノーボギーでのプレーはすごく大きい」。20年のメジャー、日本女子プロ選手権・コニカミノルタ杯以来の3勝目に王手をかけた。
この日は最高気温33度を記録。酷暑でのプレーを終えた後、練習をやるか聞かれると「今日は休息に…。今からあの炎天下に行く勇気はないですね」と笑った。暑さ対策を聞かれると「気合ですよ、最後は! 集中力を切らしたら最後だと思う。『ちょっと気持ち悪いかも』って自分を疑い出すと、気持ち悪くなる気がする。心を平らにして、一喜一憂せずに、暑さに負けずに頑張ります」と言い切った。
今季は2週前のニチレイレディスで2位に入るなど、3度トップ10入りしながら優勝には届かなかった。今大会は初日が1位、2日目が2位と上位を走り続け、今季初めて最終日をトップで迎える。「守る時は全力で守って、攻める時は攻める。メリハリが大事。もちろん優勝したい」と頂点を見据えた。