
3番、ティーショットを放つ政田夢乃(カメラ・山崎 賢人)
◆女子プロゴルフツアー ミネベアミツミレディス 第2日(11日、北海道・真駒内CC空沼C=6688ヤード、パー72)
南幌町出身の内田ことこ(加賀電子)が強風のなか7バーディー、ボギーなしの65をマークし、単独首位に立った。「風が昨日よりすごく強かったので、難しそうだなと思いながらスタートした。いいスコアで回れて良かった」と振り返った。
トップに立つのは昨年6月の宮里藍サントリーレディス第3ラウンド以来。当時は最終日に伸ばしきれず3位に終わっている。「あの時よりはショットの精度が上がっている自信もある」と力を込めた。今週のテーマは「考えすぎないこと」。「明日、明後日も今日と変わらず意識していることだけを考えてやりたい」と言った。
北海学園札幌高の2年先輩の政田夢乃(なないろ生命)と、上位に顔をそろえた。内田から「あのまんま。ホワホワしている感じ」と評された政田は、70で回り7アンダー4位につけた。「今日はスタートの時に風がすごく強くて、ドライバーが全然飛ばなくて。アゲンストのホールは本当に苦戦したけど、しっかりパーを拾いながら、バーディーホールではバーディーを取れた。気合が入りながらも落ち着いてプレーできた」と笑顔を見せた。
地元でのツアー初優勝へ6打差で決勝ラウンドを迎える。「優勝はもちろんしたいけど、少しずつでも伸ばして、少しでも上位に行きたい」。後輩を追う週末を楽しみにした。ちなみに政田は内田について「いい意味で、ちゃらんぽらん(笑)。明るくて一緒にいて楽しいタイプ」と愛情たっぷりに語った。