小祝さくら、逆転で今季初V「クマ対策」に感謝 無観客開催、3日間短縮大会の大混戦制す…明治安田レディス最終日


18番で第2打を放つ小祝さくら。通算15アンダーで今季初優勝(カメラ・今西 淳)

18番で第2打を放つ小祝さくら。通算15アンダーで今季初優勝(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー 明治安田レディス 最終日(20日、宮城・仙台クラシックGC=6642ヤード、パー72)

 最終ラウンドが行われ、小祝さくら(ニトリ)が1年ぶりのツアー12勝目を挙げた。1イーグル、5バーディー、1ボギーの66で回り、通算15アンダーで今季初優勝を飾った。

 首位と3打差10位でスタート。7番から3連続バーディーを奪い、11番、14番と伸ばした。15番でボギーをたたいた直後、16番パー5で左ラフから残り13ヤードの台3打を58度ウェッジでチップインイーグルを決め、単独首位に立った。

 一時はトップから3打差以内に15人がひしめく大混戦の展開となったが、河本結(リコー)、永嶋花音(イントグループ)らとの優勝争いを逆転で制した。昨年6月のアース・モンダミンカップ以来、1年ぶりの優勝を飾った。

 今大会は、開幕前日の16日のプロアマ戦中にコース内でクマの目撃情報があった影響で、17日の競技が中止。3日間短縮競技となった新規大会は無観客で開催された。短縮競技のため、賞金ランキングへの加算は75%の1350万円となるが、大会を特別協賛する明治安田の厚意で選手には100%の1800万円が支払われる。

 小祝は優勝者スピーチで「今回、クマの対策を何十にもしていただき本当にありがとうございました。自治体、猟友会、警察、ゴルフ場、ボランティアの皆様、大会スタッフ、大会に携わっていただきましたすべての皆様に感謝いたします。今回はコロナぶりの無観客の試合となってしまい、無観客の中でプレーするのはすごく久々だったけど、その中でもたくさんバーディーを取って優勝できたことがとてもうれしいです。また引き続き優勝目指して頑張りますので、応援よろしくお願いします」と語った。

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