小林浩美会長「今大会のクマの安全対策が大きな礎になる」 3日間のクマ目撃情報なし、無事に終了


大会を総括した小林浩美JLPGA会長(カメラ・今西 淳) 

大会を総括した小林浩美JLPGA会長(カメラ・今西 淳) 

◆女子プロゴルフツアー 明治安田レディス 最終日(20日、宮城・仙台クラシックGC=6642ヤード、パー72)

 16日にコース内でクマの目撃情報があった影響で、3日間短縮競技となった新規大会の最終ラウンドが行われ、小祝さくら(ニトリ)が1年ぶりのツアー12勝目を挙げた。

 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は18日から無観客で大会を開催した。安全対策として、コース外周でクマ除けの爆竹やラジオの音を鳴らし、猟友会が3人体制でコースを巡回し、監視員約50人や緊急避難用の車両・カート計40台を配置。3日間を通して、クマの目撃情報はなかった。

 会見した同協会の小林浩美会長は「みんなが結束・連係し、何重もの安全対策を講じたことで大会が無事に終了することができました。感謝しかありません。ファンの皆様には、この度は観戦がかなわず、心よりおわび申し上げます」と陳謝した。

 今後のツアー開催時の対応について「今大会のクマの安全対策が非常に大きな礎になる。地域によって違いはあると認識してますので、今後も専門家の意見や各ゴルフ場や近隣地域のクマの出没情報に留意しながら、大会関係者と密に連係を図って、できる限りの安全対策を講じた上で対応していきたい」と話した。

 

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