
通算15アンダーで今季初優勝を果たした小祝さくらがトロフィーを手に笑顔を見せた(カメラ・今西 淳)
◆女子プロゴルフツアー 明治安田レディス 最終日(20日、宮城・仙台クラシックGC=6642ヤード、パー72)
3打差10位で出た小祝さくら(ニトリ)が1イーグル、5バーディー、1ボギーの66で回り、通算15アンダーで逆転し、今季初優勝を飾った。以下、優勝会見での主な一問一答。
―混戦だったが、ラウンド中の心境は
「途中でリーダーボードを見た時に、12アンダーがたくさんいたので、いつ追いつかれてもおかしくないなと。1回(15番での)ボギーの時も抜かれたりという感じだったので、けっこう厳しいかなという感じだったけど、16番のイーグルが本当に大きかった。それがなかったら絶対優勝はできていなかったなと思う」
―今季初優勝
「トップテンにもたくさん入れたなか、優勝がなかなかできていない感じではあったので。本当に今回優勝できてうれしい。3日間試合になってしまったけど、今回の試合開催まで、いろんな方が準備を頑張ってくれたおかげで開催できたと思うので、本当に最後までプレーできて良かったなと思う」
―先にホールアウトして待っている間は
「本当は準備したかったけど、暑すぎて。練習できるあれじゃなくて…ロッカーで涼みながら、いったんクールダウンして待っていた。追いつかれた場合も、練習なしで行こうかなっていう感じでスタンバイしていた」
―16番パー5のイーグル。3打目について
「スライスラインがけっこうきつかったので、入れるのはなかなか厳しい感じの雰囲気があった。本当に寄せれる気持ちで打ったのが入った感じ。でも2打目を打つ時は、前のホールがボギーだったので、絶対イーグルを取るぐらいの気持ちで打った。結果的には奥のカラーで、それがたまたま入ってくれたのでラッキーだったなと思う」
―入ったときの気持ちは
「キャディーさんが『入れ!』って気合を入れていたので、その声にビックリした」
―7年連続で優勝
「毎年優勝を目指してっていうのはないけど…でも複数回優勝だったり、メジャー優勝だったりを今年は目標にしている。日本女子オープンとかもそうだし、メジャー大会での優勝を目指して頑張りたい」
―優勝の瞬間
「ちょっとホッとした感じはあったけど、率直にうれしかった」
―昨季の年間ランキング上位の選手が米ツアーに行った
「海外でみんなが活躍しているのを、本当にすごいなと思いながら見ていた。また違ったかたちで、ルーキーの子だったり若手の勢いもすごいので、負けないように頑張らなきゃなって、いい刺激をもらっている」
―7年連続優勝の秘訣は
「元々はけがしないことが強みだと思っていた。けがなくゴルフをできていて、体も丈夫。今年は年を取ったせいか、痛めたりとか、肩こりとかを普通に感じるようになった。それ以外は元気にゴルフをできている」
―勝てない時期の過ごし方は
「いつもオフは不安とか意外と多い。今年はどんな一年になるのかなとか考えるけど、試合が始まったらそんなことを考える余裕もない。毎週毎週、今のゴルフと向き合う感じであっという間に終わっていく」
―一つ一つの結果で落ち込むことはないのか
「全然ない。切り替えは早いと思う。何でもそうだけど、あまり深く考えない。そういうのがいいのかな」