
第2ラウンドでショットする岡田晃平
◆男子プロゴルフツアー ロピアフジサンケイクラシック 第2日(6日、山梨・富士桜CC=7424ヤード、パー70)
ツアー未勝利の岡田晃平(フリー)は3位で出て7バーディー、3ボギーの66をマークし、通算8アンダーで首位に浮上した。
出だし1番は5メートル、2番は2メートルに乗せて連続バーディー発進。後半の11番、12番で連続ボギーとし、「イライラしてた」と言う13番パー3は2メートルに乗せてバウンスバック。15番はグリーン奥のカラーから約6メートルをパターで直接沈め、バーディーを奪った。「ボギー3つは多いけど、しっかりバーディーも来ている。この流れを切らさないようにしたい」と声を弾ませた。
憧れの松山英樹(LEXUS)と同じ明徳義塾中、同高、東北福祉大と進み、22年の日本アマで優勝したホープ。前週には松山の自叙伝「彼方への挑戦」を購入した。「初めて本を買った」と笑う岡田は、台風接近による悪天候のため競技が中止となった5日にも宿舎で熟読。現在は第4章まで読み「まだ大学に入ったばかり(の段階)。自分と同じルートを歩んでいて、マスターズの経験もある。松山さんが一番練習すると言われていて、その練習量も書いてある。自分のモチベーションも上げていけている」。偉大な先輩の姿勢を刺激に好スコアをたたき出した。
今季は中日クラウンズ、ISPSハンダ夏に爆発トーナメントに続き、3度目の最終日最終組に入った。プロ3年目の23歳は「だいぶ慣れてきた。自分にさえ打ち勝てば、明日もいいスコアが出る。自分を信じてやりたい」と初優勝へ意欲十分。優勝者には日産のスポーツカー「フェアレディZ」が副賞で贈られるが、「車は好き。高速道路をバーッと走りたいですね。新東名で!」と目を輝かせた。