吉田鈴、暫定1差3位と好発進「流れは良かった」 最終18番のパーパット残してサスペンデット


17番をパーセーブし走って次のホールへ向かう吉田鈴。初日3アンダーで暫定の3位に付けた(カメラ・今西 淳)

17番をパーセーブし走って次のホールへ向かう吉田鈴。初日3アンダーで暫定の3位に付けた(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー 国内メジャー第2戦 ソニー日本女子プロ選手権 第1日(11日、茨城・大洗GC=6840ヤード、パー72)

 第1ラウンドは午後3時59分に雷雲接近のため中断になり、同4時25分にサスペンデッドが決定した。17組50人がホールアウトできなかった。順位は暫定。

 21歳ルーキーの吉田鈴(大東建託)は17番を終えて4バーディー、1ボギーの3アンダーで回り、首位と1打差の3位で発進した。

 出だしの1番で7メートル、3番で20メートルの超ロングパットをねじ込んでバーディー先行した。9番は第1打を右ラフに曲げて初ボギーをたたいたが、12番で4つ目のバーディーを奪取。最終18番で3メートルのパーパットを残した時点で中断を告げるホーンが鳴った。吉田は「始めからフェアウェーキープができて、ピンチが少ない中で流れは良かった」と振り返った。

 大洗GCは22年の最終プロテストで不合格、昨年は4度目の挑戦で合格を勝ち取った思い出の地。「ここに行ったこういう感じと、打った瞬間に分かっている。本当に慣れていて、他の選手より有利だと思う」と手応え十分だ。特に6番は左から風が吹き、左が崖、右にラフが広がる難ホール。「左の崖に打ち出して、フェアウェー真ん中に打てた。何も知らないと右にいっちゃうので、まっすぐ打てたのは良かった」と経験が生きた。

 12日は午前7時から第1ラウンド(R)が再開し、第2Rに臨む。吉田は「3時半くらいに起きます」と笑顔でクラブハウスを後にした。

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