吉田鈴「お地蔵さんになりました」 いらない情報は遮断し、後半3バーディーで挽回


最終9番をパーでホールアウトし笑顔を見せる吉田鈴。通算2アンダーの好スコアをマークした(カメラ・今西 淳) 

最終9番をパーでホールアウトし笑顔を見せる吉田鈴。通算2アンダーの好スコアをマークした(カメラ・今西 淳) 

◆女子プロゴルフツアー 国内メジャー第2戦 ソニー日本女子プロ選手権 第2日(12日、茨城・大洗GC=6840ヤード、パー72)

 雷雲接近によるサスペンデッドとなった第1ラウンド(R)の残りと第2Rが行われ、6位で出たルーキーの吉田鈴(大東建託)は3バーディー、3ボギーの72で回り、通算2アンダーで終えた。

 午前7時に第1Rの最終18番のグリーン上から再開した吉田は、3メートルのパーパットを外してボギー。「パットは少し切れて難しかった。昨日打てていれば感じが出たかなと思ったけど、ボギーはしょうがない」と前を向き、約40分後に第2Rをスタートした。

 海からの強風が吹くインはスコアを2つ落とし、後半出だしの1番もボギー。それでも、2番1・5メートル、4番は5メートル、6番は2メートルに寄せてバーディーを重ねて巻き返した。

 吉田は「ボギーは出ちゃうコースなので、あまりストレスをためず、自分のせいにし続けない。お地蔵さんになってやりました」とニヤリ。キャディーからの助言で至ったメンタルだといい「いらないことで情報が入ると集中できない。ミスっても切り替えること」。自身に強く言い聞かせ、終盤の挽回につなげた。

 ホールアウト後は練習を行い、自身のプレー動画をチェックすると明かした。決勝Rに向けて「風が強いホールをしっかりパーでいければチャンスは出てくる。チャンスをしっかり決めたい」と初Vへ突き進む。

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