
山下美夢有(左)と古江彩佳
米女子ゴルフで8月のAIG全英女子オープン覇者の山下美夢有(花王)と、昨年のエビアン選手権優勝の古江彩佳(富士通)が16日、国・地域別対抗戦インターナショナル・クラウン(10月23~26日、韓国)に向けたオンライン会見に参加した。4月のシェブロン選手権を制した西郷真央(島津製作所)、ツアー2勝の竹田麗央(ヤマエグループHD)との最強ジャパンで初優勝に挑む。
世界ランキング日本勢トップの6位でチームを引っ張る初出場の山下は「この素晴らしい大会に選ばれたことをすごくうれしく思うし、今私がここにいることを想像もしていなかった。(代表入りまで)けっこうポンポンと来た感じであるけど、選ばれたからには皆さんに貢献できるように頑張りたい」と意気込みを語った。2大会連続出場の古江は「個々が楽しむことでチームを盛り上げていけると思う。みんなで楽しめたら」と笑顔を見せた。
今季米ツアーでは日本勢5人がすでに優勝を手にしており、今大会はメジャー覇者3人がそろった。古江は「今の日本には勢いがある強さがあると思う。私もそこについていけるように頑張りたい」と口にし、山下は「チームで戦うことは少ないので、楽しんで、チームワークを高めて優勝争いをできたら」と目標を定めた。
すでに日本代表のユニホームを着用し、写真撮影を済ませた。昨夏のパリ五輪に続いて日の丸を背負う山下は「ウエアがすごくかわいかった。やっぱり日の丸をつけて戦うことは本当に楽しみだなと改めて思った。テンションが上がるし頑張りたい」と気迫をみなぎらせた。
大会は2年に1回の開催で、前回の2023年大会は畑岡奈紗(アビームコンサルティング)、渋野日向子(サントリー)、古江、笹生優花(アース製薬)で挑み1次リーグ敗退だった。今年は全英女子オープン後の各国の世界ランク上位4人が代表入り。7か国と、選抜メンバー「ワールドチーム」の8チームで争う。日本は米国に次ぐ第2シード。