
金谷は、野球のボールを手に日ハムのユニフォームを着て優勝記念の撮影をした(カメラ・星野 浩司)
◆男子プロゴルフツアー ANAオープン 最終日(21日、北海道・札幌GC輪厚C=7066ヤード、パー72)
昨年国内ツアー賞金王の金谷拓実(SOMPOひまわり生命)が1年ぶりの8勝目を飾った。通算17アンダーで並んだ石川遼(カシオ)とのプレーオフを2ホール目で制し、優勝賞金2000万円を獲得した。
優勝会見の一問一答は以下の通り。
◆金谷に聞く
―勝因は
「出だしの2番で少しトラブルになって、良いスタートじゃなかったけど、うまく気持ちも切り替えられて、3番からいいプレーもできたし、またダブルボギーがあった後も粘り強く、特に後半の14番ぐらいから良いパーパットいいセーブができたのが優勝につながったかなと思います」
―切り替えで意識したことは
「今週はゴルフ場のキャディーさんで、良いプレーも、悪いプレーも関係なく常に平常心でいろんなことを前向きにプレーさせてもらえた。そういう気持ちのコントロールがすごくうまくいかないことが多くて、今週すごく勉強になった」
―石川とのプレーオフは
「遼さんも素晴らしいプレーをされていたし、(PO)1ホール目のバーディーパットも入ったと思ったし、少しの差で勝負は決まったと思う。また遼さんも優勝するチャンスもあると思うので、また頑張ってほしいなと思います」
―米ツアーで苦労していることは
「アイアンショットの精度がPGAの選手と比べるとうまく打てなくて、少しのミスがすごく大きなミスになってしまう。そこはすごく日々勉強中かなと思います」
―環境面で苦労は
「コースの難しさやフィールドの高さだったり、そういったのはすごく感じます」
―予選落ちが続く中でもポジティブにプレー
「予選落ちが続いた時でも、日々もう少しでも成長を心がけて今までやってきているので、そういう積み重ねが今後につながると信じて、今はやっています」
―今大会の優勝の副賞で、来年のプロ野球・日本ハムの主催試合で始球式を行う権利を得た
「(野球は)好きなので楽しみ。キャッチボールしておきます。肩を壊さない程度に頑張ります」
―広島出身ですが、カープファンですか?
「はい。(子どもの頃から)市民球場で見てました。昨日、クライマックスシリーズが消滅しました(笑い)」
―今季メジャー最終戦、日本シリーズJTカップの出場権を得た。意気込みは
「最後、選ばれた選手しか出られないし、そういった権利も得られたことはすごくうれしい。まだ優勝したこともないので、また優勝を目指して頑張ります」