菅楓華、初優勝後にバッグにスマホ忘れ→開けたら祝福メッセージ数百件「通知がすごかった。うれしい」


笑顔で練習へ向かう菅楓華 (カメラ・豊田 秀一)

笑顔で練習へ向かう菅楓華 (カメラ・豊田 秀一)

◆女子プロゴルフツアー 国内メジャー第3戦 日本女子オープン 練習日(1日、兵庫・チェリーヒルズGC=6616ヤード、パー72)

 前週のミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンで初優勝を飾った20歳の菅楓華(ニトリ)が1日、会場で取材に応じ、2週連続優勝&メジャー初Vへ意気込みを語った。

 2打差10位で出た最終日に65をマークし、逆転で涙のツアー初優勝。だが、宮城から今大会が開催される兵庫へ送ったキャディーバッグの中にスマートフォンを忘れてしまったという。自身が会場入りした優勝翌日の先月29日の朝10時頃に手元に戻り、LINEやインスタグラムなどに祝福メッセージは数百件が届いていた。

 菅は「開けた瞬間、通知がブーブーってすごかった。プロテスト合格の時よりも多くて、全部うれしかった。お昼ご飯を食べながら返事をして、全部返し終わりました」と笑顔。同じ宮崎県出身でツアー18勝の大山志保からは「またオフに一緒にラウンドできたらいいね」と激励された。

 重圧のかかる熱戦を終え、身体の疲労は「今まで以上にきてる」。29日は9ホールを回ったが、アイアンの飛距離が落ちていたという。「先週まで150ヤードいってたのが、145ヤードで止まってたり。私は足を使わないとスイングも耐えられないので、足が疲れ切ってた。逆にいい経験もできて、休み方も大事と実感した」。この日は練習ラウンドをやめて回復にあてるなど、優勝で学んだ部分も多い。

 プロ2年目で初勝利を挙げ「通りかかった方に『おめでとう』と言ってもらえるので、まだ余韻はあるけど、明日から始まるので、始まるのが早いなと思ってます」。一方で「1勝したので、次の試合がすごく注目されて大事だと思う。気持ちの余裕は逆にない方だと思う。しっかり上位で戦っていけたらと、プレッシャーもありながら感じています」と心境を語った。

 2週連続優勝がかかる大会に向けて「(グリーンが)柔らかくて止まるので、ビッグスコアが出るイメージがある。1日5アンダーずつやっていけば上位に加われる。60台で回ることが目標。初日が大事になる」と見据えた。

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