
今季2勝目を挙げた河本結がファンの声援に手を振って応える(カメラ・今西 淳)
◆女子プロゴルフツアー スタンレーレディスホンダ 最終日(12日、静岡・東名CC=6435ヤード、パー72)
最終ラウンド(R)が行われ、河本結(リコー)が通算4勝目を飾った。今季は8月の北海道meijiカップに続く2勝目。初日から首位を譲らない完全優勝を果たし、優勝賞金2160万円を獲得した。
最終Rは濃霧による視界不良のため、予定より4時間遅れの午前11時30分に開始。セカンドカットが実施され、予選通過54人から通算4アンダー23位タイまでの30人に絞られた。ツアー制施行の1988年以降では史上初の変則9ホール(1、9、10、11、14、15、16、17、18番)の短縮競技で争われ、河本は4バーディー、ボギーなしと4つ伸ばし、通算14アンダーで制した。
優勝インタビューの一問一答は以下の通り。
◆河本に聞く
―最終日に勝ち切った
「昨日も雨の中だったけど、たくさんの方が応援してくださって、熱い声援を送ってくれたおかげで優勝できたと思います」
―霧の中で待つ時間も長かった
「待つ時間にいろんな感情が出てくるので、本を読んだり、寝たりして時間を過ごしました」
―9ホール短縮競技で4バーディーを奪った
「優勝とかあまり考えずに、とにかく1打1打全力で目の前のできることをやっていった積み重ねが優勝という結果になって、本当にうれしい限りです」
―米ツアー参戦選手が多く出場した中で勝ちきった
「それは、もうめっちゃうれしいです。自分がアメリカに行ってたのもありますし、アメリカから凱旋して帰ってきて、一緒に戦えるのはすごい幸せなこと。みんな疲れもあると思うけど、こうやって勝てたことは自信になると思います」
―自身初の年間複数回優勝となった。今後に向けて
「私もみんなも一生懸命頑張って、これからも女子ゴルフの楽しさを届けていくので、ぜひ会場に来て応援していただけたらうれしいと思います」