
通算8アンダーの9位でベストアマを獲得した岩永杏奈(右)と、6アンダー15位の中学生アマチュア・赤穂未来が笑顔を見せた(カメラ・今西 淳)
◆女子プロゴルフツアー スタンレーレディスホンダ 最終日(12日、静岡・東名CC=3285ヤード、パー36)
14歳アマチュアの赤穂未来(兵庫・広陵中3年)は2バーディー、1ボギーの35で回り、通算6アンダーで15位に入った。
濃霧の影響で競技開始が4時間遅れ、史上初の変則9ホール短縮競技となった最終日。異例の事態に、赤穂は「時間ないと思って急いで打ちに行って、帰ったらまた時間が空いて忙しかった」とバタついたが、14歳とは思えない堂々としたプレーを見せた。
1番でいきなりバーディーを奪取。10番パー3でボギーを打ったが、16番パー3で取り返した。この日は9ホールのみで「もう少し回って、もう少し伸ばしたかった」と苦笑い。自身2度目のレギュラーツアーで初の決勝進出に「目標が予選通過だったので良かった。(セカンドカットで)半分の人が出られなかったのに、出られたのは本当にうれしい」と喜びをにじませた。
ホールアウト後は妹の希望(のぞみ)さん、16歳アマチュアで9位に入った岩永杏奈(大阪桐蔭高2年)と笑顔で記念撮影した。次週は中学生の兵庫県大会に出場し、その大会を突破すれば11月に関西大会に出場予定。「優勝を狙いたい。(今後は)飛距離を伸ばしたい。入れごろ、外しごろのパーパットを入れられれば、もうちょっとプロに近づける」と見据えた。