16歳・岩永杏奈は9位 年少3位のツアー初Vは逃すも初のトップ10入り「いいプレーはできた」


通算8アンダーの9位でベストアマを獲得した岩永杏奈(カメラ・今西 淳) 

通算8アンダーの9位でベストアマを獲得した岩永杏奈(カメラ・今西 淳) 

◆女子プロゴルフツアー スタンレーレディスホンダ 最終日(12日、静岡・東名CC=3285ヤード、パー36)

 16歳アマチュアの岩永杏奈(大阪桐蔭高2年)は7位で出て2バーディー、1ボギーの35と1つ伸ばし、通算8アンダーで自己最高の9位に入り、ベストアマチュア賞に輝いた

 最終ラウンドは濃霧の影響で競技開始が4時間遅れ、史上初の変則9ホール(1、9、10、11、14、15、16、17、18番)の短縮競技に。異例の事態となったが、16歳の岩永は「高校の試合でも遅れたり、9ホールになったりするので大丈夫」と動じなかった。

 3ホール目の10番でボギーをたたいたが、14番で4メートル、16番で1・5メートルに寄せてバーディーを取り返した。「10番のボギーはもったいなかった。でも、その後は落ち着いてプレーできて、バーディーを2つ取ることができた。今回短縮になったけど、その中でも多少はいいプレーができたかなと思う。今までで一番いい順位なので、そこは自信になった」とかみしめた。

 16歳265日で年少3位のツアー初優勝は逃したが、レギュラーツアー13試合目で初のトップ10入りを果たした。第1ラウンドではホールインワンを達成し、アマ史上最高額の賞金100万円を獲得。2週後の国内ツアー、延田グループ・マスターズGCレディースにも出場予定で「まだまだ足りないことはたくさんある。先週の世界アマで学んだことを生かして、少しでも上達していけるように頑張りたい」と飛躍を誓った。

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