
プロアマ戦で笑顔を見せるポイントランキング1位の佐久間朱莉(カメラ・今西 淳)
◆国内女子プロゴルフツアー 樋口久子・三菱電機レディス プロアマ戦(30日、埼玉・武蔵丘GC=6690ヤード、パー72)
前週の延田グループ・マスターズGCレディースで今季4勝目を飾った、メルセデス・ランク1位の佐久間朱莉(大東建託)は30日、プロアマ戦で最終調整を行った。
前週は大会記録を6打更新する通算25アンダーをマークし、日本勢のツアー記録に並ぶ11打差をつけて完全優勝した。佐久間は「出来すぎた1週間だった。いろんなコメントで『強かった』『圧倒的な勝利だった』と言っていただけてうれしい。勝った時は実感なかったけど、だんだん実感がわいてきた」と喜びをにじませた。
優勝翌日の27日には、師匠で男子ツアー94勝の尾崎将司のもとに訪れ、4勝目を報告した。いつもは厳しい恩師から思いがけない褒め言葉をもらった。「お陰さまで4勝できましたとあいさつしたら、『強くなったな~』とおっしゃっていただけたので、めっちゃうれしいと思って、泣きそうになった」と感無量だった。
教え子を厳しく見守るタイプの師匠から「強くなった」と絶賛されたのは初めてという。「次は『年間女王になりましたという報告に来ます』と言ったら、『もう決まりじゃないのか?』と言われた。そこに向けて頑張りたい」と力を込めた。
同ランクでは2位の神谷そら(郵船ロジスティクス)に540ポイント差をつけ、年間女王に前進した。佐久間は「やっぱり勝ちたい、年間女王を取りたい気持ちは強い。残り5試合を全力で、1つずつの試合を大切にしたい。2週連続で優勝したい思いがあるので頑張る」と意気込んだ。

