松山英樹「青木さんに怒られそうだけど無理すぎ」パー4に変更になった4番に苦笑い


18番、ティーショットを放つ松山英樹(カメラ・岩田 大補)

18番、ティーショットを放つ松山英樹(カメラ・岩田 大補)

◆男子プロゴルフツアー ダンロップフェニックス 練習日(18日、宮崎・フェニックスCC=7117ヤード、パー70)

 今季初の日本ツアーを迎える2014年大会覇者の松山英樹(LEXUS)が開幕2日前の18日、イン9ホールを回るなどコースで調整した。7位だった欧州ツアー、ジェネシス選手権からの1か月は「普通に人生を過ごしていた。普通に練習して、トレーニングもして。ここでいい結果を出すために準備したつもりではいる」。短く切られ、すっきりとした髪形で近況に触れた。

 コースは「世界基準のセッティング」を目指し、昨年から名誉トーナメントアドバイザーをつとめる青木功の監修のもと大幅に改造された。総距離は75ヤード伸びて7117ヤードに。4番がパー5からパー4になり、パー70に変更になった。また、4ホールでティーイングエリアが新設され、6ホールで距離が増えた。「僕の印象では距離だけが伸びたという印象」と率直に言った。

 567ヤードのパー5から512ヤードのパー4に変更になった4番については「ちょっと無理すぎないかなと。青木さんには失礼かもしれないけど。4番ホールはどうするのかなあという感じ」と首をかしげた。「ドライバーでいいショットを打っても200ヤード以上エッジまで残る感じ。雨でアゲンストの風が吹いたらティーグラウンドが(前方に)ないのにどうするんだろうって。届かないことも覚悟しないといけない。だから不思議に思っています。なんでパー4なのかなって。青木さんに怒られそうだけど」と苦笑いを浮かべた。

 日本開催の米ツアー、ベイカレント・クラシック・レクサス後に韓国で欧州ツアーに参戦。12月にはタイガー・ウッズがホストを務めるチャリティー大会、ヒーロー・ワールドチャレンジに7年ぶりに出場する。「去年は(米ツアーのシーズン終了後)ほぼプレーしていなかったし、そのせいで今年の結果が良くなかったのかなっていう考えもあった。そういうのも含めてゴルフをする機会を月イチぐらいは持っておこうかなと」と今年は積極的に実戦を積んでいる。

 今大会は3年連続11度目の参戦で、前回は4打差の2位だった。昨年は22アンダーが優勝スコアだった。「去年は暖かったしスコアが出る条件はあった。今年は2桁行けば勝つチャンスはあるんじゃないかな」と想定した。「調子が良かったらどうこう言えるけど、そうでもないので。必死にプレーする姿を見てほしい」。懸命の調整を続け、ホストプロとして大会を盛り上げる。

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