金子駆大 大会後の賞金ランクが「1位だったら行く」 日本シリーズJTカップから米ツアー最終予選会へ


10番、ティーショットを放ち小木曽喬(左)と記念撮影する金子駆大(右)(カメラ・岩田 大補)

10番、ティーショットを放ち小木曽喬(左)と記念撮影する金子駆大(右)(カメラ・岩田 大補)

◆男子プロゴルフツアー ダンロップフェニックス プロアマ戦(19日、宮崎・フェニックスCC=7117ヤード、パー70)

 前週の三井住友VISA太平洋マスターズで今季2勝目を挙げ、賞金ランキングトップに浮上した金子駆大(NTPホールディングス)が開幕前日の19日、プロアマ戦で18ホールを回り調整。今大会終了時のランク5位までは12月の来季米ツアー予選会に出場でき、1位は2次が免除されて最終からの受験が可能になる。「1位だったら行きます。ハードだけどチャンスがあるので行こうと思う。チャレンジはする予定」と明かした。資格を得た場合は、今季最終戦の日本シリーズJTカップ(12月4~7日)に出場後すぐに渡米し、11日からの最終予選会に挑戦する。

 米ツアーの予選会は5位までがレギュラー、40位までが下部(コーンフェリー)ツアーの出場権を得る。賞金王に戴冠なら来季欧州(DP)ツアーの資格を獲得でき、可能性は広がる。「コーンフェリーとDPだったらDPに行くと思う。いろんな所でゴルフができることは楽しみなところもある。行ってみたい」。初のキング取りへのモチベーションにもなっている。

 後続に6打差をつけて圧倒した前週の勝利だったが「2勝目の方がラインが少なかった」と笑いを誘った。初優勝の関西オープンの際は300件祝福の連絡が届いたが、今回は50件減ったことが寂しそうだった。賞金王争いは2位の生源寺龍憲に約3200万円差をつけている。「まだ今週は全然意識していない。来週あたりから意識するかなと思う」と語り「疲れているけど、調子は悪くない。去年ぐらいのセッティングの距離だったらすごくやりやすかったけど、僕は飛ばないので長い番手を持たされるのでけっこう難しい。ティーショットが大事になってくる」とテーマを掲げた。

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