
プレーオフを制した鈴木愛(カメラ・竹松 明季)
◆報知新聞社後援 女子プロゴルフツアー メジャー最終戦 JLPGAツアー選手権リコー杯 最終日(30日、宮崎・宮崎CC=6543ヤード、パー72)
今季最終戦で、2017、19年賞金女王の鈴木愛(31)=セールスフォース=が2勝目となるツアー通算22勝目を飾った。首位で出て6バーディー、3ボギーの69をマークし、通算9アンダーで並んだ岩井千怜(ちさと、23)=ホンダ=とのプレーオフ(PO)を2ホール目で制した。
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鈴木の母・美江さんは、まな娘の22勝目に「まだまだ先が長い。みんな若い選手がいっぱい出てくるから」とさらなる活躍を願った。毎試合、会場に同行してサポート。「いつもU―NEXTの見逃し配信を見て、自分や他の選手のプレーをチェックしてる」と娘の研究熱心な一面を明かす。前週は喉を痛めながらも優勝した姿に「若い時は体力でいけるけど、(試合の)後半につらい時もある。年齢も考えながらプレーしてほしい」と気遣った。
一方で、鈴木は大会期間中に母とともに宮崎牛のひつまぶし、鍋焼きうどんなど行きつけ店で舌鼓。オフには「すき焼きが食べたい」と即答した。1月には人気グループ・なにわ男子のドーム公演で推しの高橋恭平に声援を送る予定だ。オンとオフを切り替えてリフレッシュし、本業のゴルフへの大きな活力にする強さが鈴木にはある。

