
ティーショットを放つ中島啓太(カメラ・渡辺 朋美)
◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー 25年シーズン最終戦 メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ 練習日(2日、東京よみうりCC=7002ヤード、パー70)
2023年賞金王で来季から米ツアーを主戦場にする中島啓太(フリー)は2日、インコース9ホールを岩田寛(フリー)、下家秀琉(エレコム)とラウンドした。「優勝争いをしたい。僕のゴルフを見に来てくれる友人、家族、ファンの皆さんに喜んでもらえるプレーがしたい。それが昨年のリベンジにつながる」と意気込みを語った。
2024年は最終日を単独首位で迎えながら4位。23年は優勝した蝉川泰果とともにトップタイで出ながら1打差の2位だった。昨年は3日目のスタート前にぎっくり腰を発症。背中全面にテーピングを張りながら、満身創痍でのプレーだった。「チャンスはあったのに、勝てそうで勝てない。今年はそのリベンジを、という感じ」と燃えている。
2週前に最終戦を迎えた欧州ツアーで今季のランキング14位に入り、有資格者を除く10位以内に付与される来季の米ツアー出場権を獲得したばかり。今年から米国に主戦場を移した金谷拓実(SOMPOひまわり生命)も、来季のシード権を得た。ジュニア時代から切磋琢磨を続けてきた仲だけに「来年一緒にやれるというのがうれしい。(同学年の平田)憲聖もいるので楽しみ」と笑顔を見せた。
今季初の国内ツアーで、初日は金谷と2年ぶりの同組になり「すごく楽しみ」と目を輝かせた。2年前は初日から3日連続で一緒に回り優勝を争った。前日1日は金谷とアウト9ホールを回り調整した。「金谷さんは絶対に上に来る。僕次第。最終日最終組で回りたい」。東京よみうりで、今年も名勝負を繰り広げる。

