
練習ラウンドでティーショットを打つ金谷拓実(カメラ・古川 剛伊)
◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー 25年シーズン最終戦 メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ 練習日(2日、東京よみうりCC=7002ヤード、パー70)
3年連続5回目の出場となる国内ツアー8勝の金谷拓実(SOMPOひまわり生命)が練習ラウンドで調整し、大会初制覇に向けて意気込みを語った。
金谷は1日に続き、練習ラウンドで9ホールをプレー。「毎年グリーンの硬さも増してくるし、ティーショットからパッティングとトータルでいいプレーをしないと優勝できない。しっかり意識してプレーしたい」と攻略のイメージを膨らませた。
過去に出場した4大会は全てトップ5入り。昨年大会は3位に入り、逆転で初の賞金王に輝いた吉兆の地に帰ってきた。「相性は悪くない。選ばれた選手しか出場できない特別な大会。優勝したことがないので、名前を刻めるように頑張りたい」と初Vへ気合を込めた。
今季から米ツアーに本格参戦。前半戦は4週連続の予選落ちが3度と苦戦が続き「落ち込むけど、全然つらくはなかった。毎日成長することを心がけて、楽しかった」と言う。9月に国内のANAオープンで優勝後、米ツアーで2度のトップ5入り。2週前の今季最終戦で予選落ちしたが、ポイントランク99位で来季シードを決めた。「1年間積み重ねて、優勝するチャンスもあった。すごく自信にもなった」とかみしめた。
今大会は初日に中島啓太(フリー)と同組でプレー。アマチュア時代からしのぎを削り、23年には賞金王争いを繰り広げるなど「ライバルだし、同じ志を持ってやってきた数少ない仲間」と高め合ってきた。第1組で午前9時半にスタート。「後続の選手も『もっと頑張るぞ』と思うように、スタートからいいプレーをしたい」と海外で培った技で今季最終戦を湧かせる。

