片岡尚之は19年石川遼以来の年間メジャー2勝へ無欲で挑む 「意識していなかった。どの試合も同じようにやっていく」


プロアマ戦で調整した片岡尚之(カメラ・今西  淳)

プロアマ戦で調整した片岡尚之(カメラ・今西 淳)

◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー 25年シーズン最終戦 メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ プロアマ戦(3日、東京よみうりCC=7002ヤード、パー70)

 日本オープン覇者の片岡尚之(ACN)は、無欲で快挙に臨む。最終戦は19年石川遼(カシオ)以来となる年間メジャー2勝がかかる一戦。「全然、意識していなかったです。メジャーだから頑張るとかはないですね。どの試合も同じようにやっていくんで。ただ、いつもと違って人数も少ないので勝てる確率は上がっている。チャンスはあるかなと思います」と冷静に話した。

 3日はプロアマ戦で最終調整した。ツアー屈指の難コースに「グリーンのスピードだったり、例年と違う点があるかチェックしたけど、グリーンもきれいですし、スピードはそこまで速いわけではないですがやっぱり傾斜が強いんで。そこが難しいなと再認識しました」と気を引き締める。

 親友で11月30日のカシオワールドオープンで悲願の初優勝を遂げた大岩龍一(フリー)は、今大会で賞金争いを演じている。「(大岩の優勝は)本当にうれしかったです。でも、賞金ランキングも抜かれちゃったので、抜き返さないと」と仲間の存在を刺激にしている。

 昨年は2位と悔しさを味わった。「去年は去年なんで。でも、去年いいゴルフはできていたので、去年みたいにいいゴルフができれば」。オフには挙式を挙げる予定で「いい締めくくりを」と気持ちを引き締めた。

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