
ゴルフ日本シリーズJTカップの開幕前日に妻でキャディーの理乃さん(左)と練習する原敏之
◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー 25年シーズン最終戦 メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ プロアマ戦(3日、東京よみうりCC=7002ヤード、パー70)
プロ14年目で大会初出場する34歳の原敏之(YAGOKORO)が3日、会場で最終調整し、夫婦タッグでトップ10入りを目標に掲げた。
今季優勝者や賞金ランク上位者ら30人のみが出場する最終戦。原は10月のメジャー、日本オープンで2位に入るなど同ランク34位で初出場。「ギリギリで滑り込んだので…。コース的には自分のプレースタイルが生きるとも感じているので、かみ合っていけば、セカンドショットでバーディチャンスを作り続けるゴルフを少しでも見せることができれば」と力を込めた。
心強い援軍がいる。妻・理乃(あやの)さんがキャディーを務め、通算5回目となる夫婦タッグを組む。原は「ペースメーカーではないけど、僕が入り込まないように、和ませ役なので、普段の試合ではないような和気あいあいとした空気感でできると思う」。理乃さんも「良い時も悪い時も力を抜いてプレーできるように、夫婦で仲良く回りたい」と意気込んだ。
初日は23年賞金王の中島啓太(フリー)、昨季賞金王の金谷拓実(SOMPOひまわり生命)と同じ第1組で回る。海外で活躍する2人とのラウンドに「違う空気感で回れる。そういうことも含めて楽しみたい」と胸を躍らせた。
日本オープンでは2日目に首位に立ったが、最終日に片岡尚之(フリー)とのプレーオフに敗れ、初Vを逃す悔しさを味わった。再び参戦したメジャーの舞台は、初めて訪れた東京よみうりCC。「知らないことばかりなので、新鮮さを持ち続けてフレッシュな気持ちで楽しみたい」と笑みを浮かべた。

