
優勝した小木曽喬(左)を祝福する賞金王の金子駆大(カメラ・今西 淳)
◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー 25年シーズン最終戦 メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ 最終日(7日、東京よみうりCC=7002ヤード、パー70)
プロ6年目の金子駆大(こうた、NTPホールディングス)が初の賞金王に輝いた。
賞金ランクトップの金子は、同3位の蝉川泰果(アース製薬)と同組でプレー。6位で出て出だし1番から2連続ボギーで発進したが、9番、13番でバーディーを奪い返した。逆転賞金王には優勝が絶対条件の蝉川が15番でトリプルボギーをたたいて失速し、優勝はならず。金子の賞金王が決まった。
金子は今季、5月の関西オープンで初優勝。11月の三井住友VISA太平洋マスターズで2勝目を挙げた。今大会は2年連続2回目の出場。初日の23位から11位、6位と伸ばし、この日は優勝には届かなかったものの、大崩れはしなかった。
前週時点で蝉川、同4位の大岩との差は3200万円以上。三つどもえのキング争いは絶対的有利な状況で今大会を迎え「いい成績を出して自分で決めたい」と臨んだ。23歳94日での戴冠は、09年の石川遼(18歳)、13年の松山英樹(21歳)に次ぐ年少3位の記録となった。
◆金子 駆大(かねこ・こうた)2002年9月4日、愛知・名古屋市生まれ。23歳。3歳からゴルフを始め、中学2年時に中部ジュニア(12~14歳の部)で優勝。ルネサンス豊田高2年時には中部高校選手権春季大会で優勝し、20年の3年時にプロテストを受け、一発合格。21年の中日クラウンズでツアーデビュー。今年5月の関西オープンで初優勝。11月の三井住友VISA太平洋マスターズで2勝目。177センチ、83キロ。

