
賞金王を逃し厳しい表情を見せる蝉川泰果(カメラ・今西 淳)
◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー 25年シーズン最終戦 メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ 最終日(7日、東京よみうりCC=7002ヤード、パー70)
逆転賞金王の夢はついえた。2打差5位から出た蝉川は、優勝が絶対条件だったが、15番パー3で悪夢が待っていた。ティーショットがグリーン奥に転がり木の根元へ。難局を切り抜けようと第2打は左打ちを試みたものの、木に当たるなどして結局、このホール、痛恨のトリプルボギーをたたき頂点に届かなかった。「ここに来てマジかと思った。そんなに奥まで行かないかなと思っていたんですけど。奥に行ってしまって残念」と悔しそうだった。
23年も賞金ランク2位。届きそうで届かない賞金王への思いを最後でより強くした。「そこにたどり着くために1勝、2勝と積み重ねていきたいのが率直な気持ち。2年前と今回を考えてみても来年はもちろん取りたい。まだまだ成長しないといけないところはあるので、オフにしっかりやる」とその目は早くも来季に向けられていた。(松末 守司)

