
4番、ティーショットを放つ金田久美子(カメラ・太田 和樹)
◆女子プロゴルフツアー開幕戦 ダイキンオーキッドレディス 最終日(8日、沖縄・琉球GC=6610ヤード、パー72)
ツアー2勝の金田久美子(スタンレー電気)が9位で出て4バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの71で回り、通算9アンダーで9位に入った。
トップ10入りは23年3月の明治安田生命レディス以来、3年ぶり。「久しぶりにトップ10に入れた。こんな感じのゴルフしたい」と声を弾ませた。
満身創痍(そうい)の釜苦戦だった。2週間前、地元の愛知・名古屋市での練習中に2度もギックリ腰になった。さらに、その直後にはインフルエンザを患って寝込み「開幕に間に合わないと思った」という。今大会は「人生で初めて、4日間の試合後に練習しなかった。今までは練習しないとサボってるみたいに思ってたけど、練習しなくてもプレーは悪くない。そっちの方がいいかも」と手応えを感じていた。
昨年10月7日に父・弘吉さんが死去した。3歳から二人三脚でゴルフの道を歩み、プロデビュー戦となった2009年の開幕戦でキャディーを務めてくれた。最愛の父が不在で迎えた最初の大会。金田は「初めて気が楽にラウンドできた。正直、パパのためにやっていた部分がある。成績が悪いと落ち込んで、元気がなくなる。元気でいてほしい頑張りもあって、キツつかった。今はいい意味で、パパが近くにいて一緒に戦ってる感じがある。緊張せずにゴルフができた」とかみしめた。
今年8月に37歳を迎えるベテランは「上位で戦えるゴルフがしたい」。22年10月の樋口久子・三菱電機レディス以来となる優勝を亡き父にささげるため、新たな気持ちでゴルフに向き合う。(星野 浩司)

