
新潟・ヨネックスCCの研究開発工房で最新鋭のクラブ調整を行った須藤弥勒(左は同社のスペシャリストの荒木氏)
ゴルフのジュニアメジャー4冠を達成し「天才少女」と呼ばれる須藤弥勒(14)=高知・明徳義塾中3年/太陽自動車=が、新スイングと身体的成長に合わせて、新潟・長岡市のヨネックスCCに設置されている「ヨネックス テクニカルフィッティングスタジオ」(研究開発工房)で最新鋭のクラブ調整を行ったことが20日、分かった。
弥勒は昨年9月に群馬・太田市内の自宅に近い公立中学校から、21年マスターズ優勝の松山英樹(34)=LEXUS=らを輩出した名門の明徳義塾中に転校。先週末に休みを利用して久々に太田市内の自宅に戻ったが、ほぼ休むことなく、新潟・長岡市へ移動。ヨネックスCC内の研究開発工房で、新クラブを作成した。
ヨネックスのクラブ調整のスペシャリストの荒木勝氏(66)は「弥勒選手は昨年まで小さな体で目いっぱいに飛ばそうとしていたので、クラブのスペックもできるだけ軽めにしてヘッドスピードを出すように工夫していました。今では体も成長し、スイングを1モーションに劇的に改造したこともあり、ツアープロと変わらないような重みのあるスペックに変えました」と説明した。弥勒は「以前のクラブは軽くつくっていただいていましたが、新しいクラブはしっかりと重みを感じます。その結果、ショットの精度がすごく良くなり、驚いています。万全のサポートをしていただき、とてもありがたいです」と深く感謝した。
新しいクラブは、あくまで精度を重視しているが、身体の成長によって飛距離も大幅にアップしたという。弥勒は「ドライバーの飛距離は240~250ヤードになりました。アイアンは1番手変わるくらい距離が伸びました」と手応えを明かす。
昨年、弥勒は思っ�\x9Fような成績を残せなかったが、明徳の名選手で名指導者の三木逸子監督のもと、2モーションから1モーションにスイング改造するなど復活を模索している。「今までと違うゴルフをします」と弥勒は言葉に力を込めて話した。
◆須藤 弥勒(すとう・みろく)2011年8月6日、群馬・太田市生まれ。14歳。1歳からゴルフを始め、東大出身の父・憲一さんの緻密な指導を受ける。17年に大会史上最年少で世界ジュニアに優勝。18年も連覇した。19年にマレーシア世界選手権、21年にキッズ世界選手権、22年6月にジュニア欧州選手権優勝し、ジュニアゴルフ界の4大メジャーを制覇。25年9月に群馬県・太田市内の公立中学校から高知・明徳義塾中に転校した。家族は父、元フィギュアスケート選手でピアニストの母みゆきさん、兄・桃太郎君、弟・文殊君。

