石川遼が今季国内初戦 ジャンボ尾崎さん3連覇の大会で思う「鍛錬と総合的な強さ」


今季国内初戦でプロアマ戦を回る石川遼(カメラ・高木 恵)

今季国内初戦でプロアマ戦を回る石川遼(カメラ・高木 恵)

◆男子プロゴルフツアー 中日クラウンズ プロアマ戦(29日、愛知・名古屋GC和合C=6557ヤード、パー70)

 今季は米下部ツアーを主戦場とし、今大会が日本ツアー初参戦となる石川遼(カシオ)が開幕前日の29日、プロアマ戦で18ホールをプレー。最終18番では左ラフからの第2打をピン手前2メートル半に止め、バーディーで締めた。

 「1月から試合がたくさんあって、今の時点で収穫もたくさんある。非常に濃い4か月。和合は『このホールはこういうプレー』というのを思いがちだったけど、コースマネジメントなどを見直して回ってみたい」と、今季国内初戦を楽しみにした。

 3ウッドの代わりにミニドライバーを投入予定だ。キャロウェイの「QUANTUM MINI」を2週前のメキシコでの試合で初めて実戦で用いた。「すごく良かった。今週は6ホールぐらいティーショットで使いそう。スピンがしっかり入ってくれるけど、初速が出てくれる」。スプーンより平均で15ヤードほど飛距離が出る新兵器で、コース攻略を練る。

 2010年に「58」をたたき出して逆転優勝した大会に、今年も帰ってきた。14度目の出場になる。「和合の攻め方は知っている、みたいには思わないようにしようという感じ。優勝するまでは苦手意識が強くあった。優勝も(最終日)一日の『58』で優勝しただけという感じ。まだまだ自分はうまく攻略できていないと思っている。和合を攻略したいというモチベーションはすごく高い」と意気込みを語った。

 昨年12月に78歳で死去した日本ゴルフ界のレジェンドで、「ジャンボ」の愛称で親しまれた尾崎将司さんが、1995年からの3連覇を含む5勝を挙げた大会だ。「本当にすごい。今の時代、同じ大会を3年連続で勝つということをなかなか聞かない。1年おきに戻ってきて、またいいゴルフをしているということだから」と口にした。

 今年、その偉業をたたえるメモリアルボードがクラブハウス前に展示されている。「いいゴルフをして、自分のメンタル面も崩れずにいるということを何年も続けてやっているということ。鍛錬だと思うし、ジャンボさんのメンタリティーというか、フィジカルだけじゃなく、総合的な強さを証明している」。プロゴルファーとして年月を重ねれば重ねるほど、尊敬の念は強くなる。(高木 恵)

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