
高知で初優勝を果たした須藤弥勒(左)は恩師の三木監督(中央)と母みゆきさん(右)に感謝した
ジュニアメジャー4冠を達成し「天才少女」と呼ばれる須藤弥勒(14)=高知・明徳義塾中3年/太陽自動車=が18日、高知で初タイトルを獲得した喜びと、さらなる高みを目指す意気込みを明かした。弥勒は17日に高知・スカイベイGCで行われた高知県ジュニアゴルフ選手権中学女子の部(4908ヤード、パー72)で6バーディー、2ボギーの68で回り、2位に10打差をつけて優勝。「距離は短いし、参加人数(7人)も少ないですが、お世話になっている高知県で初めて勝てたことは素直にうれしいです。これからも大会が続くので、この1勝で勢いに乗って、もっとゴルフがうまくなりたいです」と充実した様子で話した。
弥勒は昨年9月に群馬・太田市内の公立中学校から、2021年マスターズ優勝の松山英樹(LEXUS)らを輩出した名門の明徳義塾中に転校。昨年、思ったような成績を残せなかったが、名指導者として知られる明徳義塾の三木逸子監督のもと、2モーションから1モーションへ、スイングの大改造に着手。「三木先生のおかげで、スイング改造は順調に進んでいます。ドライバーショットは当たった時は250ヤードを超えるようになりました」と恩師に感謝すると同時に手応えを明かした。
久しぶりに対面した母・みゆきさんの存在も力になったという。みゆきさんは、弥勒が16日に四国のジュニア選手として特別出場した男子シニアツアーのリョーマゴルフ日高村オープン(高知・グリーンフィールGC)の応援に急きょ駆けつけた。「なんの知らせもなく、サプライズで母が試合会場に現れたので、リョーマゴルフ日高村オープンでは力が入り過ぎて、あまりいいゴルフはできませんでしたが、16日の夜に久々に母と一緒に過ごして、とてもうれしかった。高知県ジュニアでは母の前で絶対に勝ちたかったです」と笑顔で話した。
昨年までプロツアーの試合に重点を置いていたが、現在は明徳義塾中の一員として、アマチュア、ジュニアの大会で経験を積むことを重要視している。「これから試合が続くので、1試合ずつ集中して臨み、結果を出していきたい。そして、結果以上に自分に負けないことを大事にして、もっと、ゴルフがうまくなりたい」と弥勒は意欲的に話した。前向きで元気な14歳は、注目されることも力に変えて前進する。
◆須藤 弥勒(すとう・みろく)2011年8月6日、群馬・太田市生まれ。14歳。1歳からゴルフを始め、東大出身の父・憲一さんの緻密な指導を受ける。17年に大会史上最年少で世界ジュニアに優勝。18年も連覇した。19年にマレーシア世界選手権、21年にキッズ世界選手権、22年6月にジュニア欧州選手権優勝し、ジュニアゴルフ界の4大メジャーを制覇。25年9月に群馬県・太田市内の公立中学校から高知・明徳義塾中に転校した。家族は父、元フィギュアスケート選手でピアニストの母みゆきさん、兄・桃太郎君、弟・文殊君。

