
12アンダーでホールアウトした藤本佳則(カメラ・高木恵)
◆男子プロゴルフツアー プレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品 第2日(3日、栃木・西那須野CC=7036ヤード、パー72)
前日サスペンデッドになった第1ラウンド終了後に第2ラウンドが行われ、15位で出た藤本佳則(国際スポーツ振興協会)が8バーディー、ボギーなしの64をマーク。通算12アンダーで首位に立った。5月の関西オープンで13年ぶりの復活優勝を遂げた36歳は、2019年SMBCシンガポールオープン以来7年ぶりに予選ラウンドをトップで通過した。
午前6時30分に17番ティーから第1ラウンドの残りを再開し、8時10分に第2ラウンドに入った。「疲れました」の第一声にも、充実感が漂った。過去3度の出場(2021、22、25年)はいずれも3けた順位で予選落ちを喫し、60台をマークしたのも今年が初めて。苦手大会での快進撃に「うまなったんちゃう? もしかしたら」と冗談めかした。
前半は15番で7メートルを沈め、16番パー5はグリーン手前から1メートルに寄せて連続バーディーを奪った。ショットの切り返しのタイミングなどを意識しながら、試行錯誤を続けている。「細かいところだけど、ああしたい、こうしたいというのをやっている。その中でもミスの範囲が狭くなった。なのでスコアにつながっていると思う」。後半7番は95ヤードを52度のウェッジで1メートル、8番パー3は8アイアンで1・5メートル、9番は129ヤードを52度で4メートルに運び、圧巻の3連続バーディーで締めた。
3週間のオープンウィーク中に、新たな挑戦があった。下部のACNツアー「ランディックチャレンジ」(6月10~12日、福岡・芥屋GC)で皆本祐介のバッグをかつぎ、10位フィニッシュをサポートした。自身のキャディーを務めてくれることが多い東北福祉大後輩への恩返しだった。「キャディーさんはしんどい。もうできない。迷惑をかけてしまう。シンプルに体力。あのバッグをかついで選手にスピードを合わせでいかないといけない。で、ヤードを測らないといけないでしょ。無理無理」。改めてキャディーのありがたみを感じる機会にもなった。
大会中、コースでは「サトウの切り餅」が無料配布されている。多くの選手と同じく、藤本も餅は「大好き」。取材対応後、しょうゆトッピングのホカホカ餅を頬張り「めっちゃおいしい」とにっこりした。優勝副賞の「サトウのごはん」4000食も魅力的だ。「子どもが3人いるので、お米はあればあるほどありがたい」と気合が入った。伸ばし合いのトーナメント。自身初の年間複数回優勝へ、週末にペースを上げる。(高木 恵)

