
旅行で笑顔を見せる桑木志帆(右)、同級生の中村優海さん(中村さん提供)
女子ゴルフのAIG全英女子オープンで日本女子7人目のメジャー初優勝を飾った桑木志帆(23)=大和ハウス工業=が4日、英国から帰国し、都内で記者会見を行った。年間ランク1位を独走する今季国内ツアーで年間女王を狙うと宣言。さらに3日付の世界ランクで46位から16位に急浮上し、「五輪に出たい」と28年ロス大会に意欲を燃やした。また、岡山理大付高時代の同級生で前マネジャーの中村優海さん(24)がスポーツ報知の取材に応じ、大親友の秘話を明かした。
中村さんは同級生で大親友、桑木の快挙を日本から見守った。優勝直後にLINEで祝福メッセージを送ると「ありがとう、LOVE」と返信がきた。プレーオフの激闘を制し、日本女子7人目のメジャーV。「すごく落ち着いていた。去年の志帆とは全然違う。ショットの調子もすごく良くて、かっこよすぎて別人みたいだった」と声を弾ませた。
岡山理大付高1年時から桑木と共にゴルフの腕を磨いた。「ショットのキレがすごくて、アプローチの球種が多くて感性が飛び抜けていた」。3年間、寮の同部屋で2人で生活。「志帆はどんなに帰りが遅くても毎日、絶対に部屋でパターの練習をしていた。本当に努力家です」と振り返る。
高2の頃はアニメ「ハイキュー!」が流行し「狭い部屋の中でバレーボールをしたのが一番の思い出です」。毎日一緒にお風呂に入っていたといい「狭い湯船で(人気ラッパー)ちゃんみなの曲を熱唱していた。カラオケはめっちゃうまくて、基本的に95点くらい」と美声を絶賛する。「いつか世界一になりたいと、お風呂でも言っていた」と秘話も明かした。
昨年は1年間、桑木のマネジャーを務めた。6~7月は海外メジャーで予選落ちが続くなど成績が振るわず「苦しんでいた。『マジで下手くそ』『ゴルフやめたい』と何回も言っていた」。中村さんは「志帆は基本的にネガティブ。私はプラスになる言葉をかけただけ。志帆は練習で絶対に手を抜かず、自分でやる気スイッチを入れて奮い立たせていた」と8月以降に復活した。
桑木は来季から米ツアーに参戦する。大親友の魅力を「飛び抜けて謙虚。誰に対しても態度が変わらないのはそのままで、世界一の選手になってほしい」と願いを込めた。(星野 浩司)

