
神谷そらとのプレーオフ1ホール目、パーパットを沈めて優勝を決めた佐久間朱莉がバンザイする(カメラ・豊田 秀一)
◆女子プロゴルフツアー 住友生命レディス東海クラシック 最終日(20日、愛知・新南愛知CC美浜C=6565ヤード、パー72)
昨季年間女王の佐久間朱莉(23)=大東建託=が今季最多の3勝目、ツアー7勝目を飾った。1打差2位で出て1イーグル、5バーディー、1ボギーの66をマークし、通算13アンダーで並んだ神谷そら(23)=郵船ロジスティクス=とのプレーオフ(PO)を制した。優勝賞金1800万円を獲得。メルセデスランキングで首位の桑木志帆(23)=大和ハウス工業=と583ポイント差に縮め、史上7人目の2年連続女王へ国内メジャー制覇を目標に掲げた。
「外したら負ける」。佐久間は自らに言い聞かせながら1・5メートルのウィニングパットを沈め、両手を突き上げた。POは自身2度目で初勝利。「緊張感が楽しかった。とてもうれしい」と今季3勝目を喜んだ。
神谷との一騎打ちを制した。5番で今季単独最多8個目のイーグルで首位浮上。15番は第2打を池に落としても6メートル強のパットを沈めてパー。17番で神谷に並ばれたが、POは悪夢を振り払った。23年のリシャール・ミル ヨネックスレディスで第2打を池に落として初Vを逃し「ガン泣きしていた」(父・浩太郎さん)。悔し涙を笑顔に変えた。
7月末の海外メジャー、AIG全英女子オープンは129位で予選落ち。パット時に体が縮こまり、不調に苦しんだが「結果は後でついてくる」のメンタルを教訓に改善した。8月から読書を本格的に開始。ネットで購入した3冊で学んだ冷静さ、ポジティブ思考がプレーにも生きている。
年間ランクは桑木と583ポイント差の2位。史上7人目の2年連続女王へ「メジャーを勝てたら見えてくる。諦めずに最後までプレーしたい」と10月1日開幕の日本女子オープン(兵庫・宝塚GC旧C)を見据えた。昨年12月に死去した師匠で男子ツアー94勝の尾崎将司さん(享年78)との約束を果たすため、再び女王の座に立つ。(星野 浩司)

